夏休みの宿題お助け大作戦
本日、2018年8月21日 アトリエポフラウにて開催いたしました、お子様向けの企画
三角コインケースとキーホルダーセット
レザークラフト染色ワークショプ
が無事終了しました。
今日は、3名のお子様&保護者様のご来店で、1年生から中学生のお子様が参加して頂きました。
最初に来店頂いたのは、男の子二人の兄弟
来て頂いた時は、可愛いお花に囲まれてリース作りのワークショップを隣でしており、お兄ちゃん(中1)が若干引き気味な様子。「おれは、ここで何をするのだ(汗)」ときっと思ったことと思います。だってすっごく可愛い女性向けの空間に見えたことでしょう。
手始めにキーホルダーへの染色
まずは、形を選んでスタート お兄ちゃんは、ドックタグと雪の結晶刻印 弟くんは、ビーチ矢印にお名前刻印あり。お二人とも渋めのブラウンチョイスで染色しはじめました。うん、いい感じ。ちょっとづつコツを掴んできましたね。刻印は、いつもなら手が短いタイプを木槌で打ち込むのですが、音を思慮して長い棒タイプの刻印でレザーをしっかり湿らせ手の圧力で押し込む形で行いました。これでも十分綺麗に刻印できました。
長い棒タイプで文字が細めだから手にしっかり持って頂けて力を加えやすいので、この方法がベストだと判断。十分いい感じです。
と、キーホルダー染色が終わったところで、三角コインケースへと染色をスタート
三角コインケースへの染色
いくつかサンプル作成したものを持っていったので、それを見ながら、色を決めたところで、染色を開始。さっきとは大きさが違うので、しっかり塗って行きます。弟くんは、迷彩柄っぽいアーミーグリーンのサンプルに一目惚れしたようで、これと同じ色がいい!と言うことで、一生懸命塗ってくれていましたが、あともう少しのところで、眠くなってきた様子。あ、あくびが・・・動きが止まってきた・・・なので、少し気分転換をするために、スタンプを先に押してもらうことにしました。すると、おお、目が覚めた(*^^*)しっかりスタンプを押して、再度、色を調整し、かっこいい染色が完成しました。
そして、お兄ちゃんの方は、アンティークレッドな手帳カバーのサンプルを見ながら染色に望みます。でもさすが中学生 赤、赤茶、ブラウン、焦げ茶とグレー・黒 と薄い色から順番に少しずつ混ぜ合わせながら色ムラ感を出しながら染色するといいよ。というと、本当にうまく染色してくれ、最後にはびっくりするくらいいい感じのアンティーク感がでてきました。そして、最後にスタンプのサンプルを見ながら紙に押してテストしながら真剣な顔で一生懸命スタンプをチョイス。レザーに本番スタンプを押して完成。
完成した時に、笑顔で楽しかった~ って言ってくれた時には本当に嬉しかったです。
そうなんです。来てくれた時には、うーん、、って感じだったのが、やってみて、真剣に取り組んでレザー染色の楽しさが今までワークをやってきた中で一番感じてくれたのが中学生のお兄ちゃんだったように思います。スタンプを押し込んだあとの出来上がりは、私が作り上げるアンティーク感を出した作品に非常に似ています。きっと完成が近いのだと思います。
後半スタート
時間が過ぎてしまった~
後半のお客様を少し待たせてしまいました。タイマーをかけ忘れました(汗)
後半は、小学生の女の子。まずはキーホルダーを選んでもらいました。
おおっ。選ぶのは、ドックタグ 人気ですね。ドックタグなんかかっこいいですもんね。私も多分これ選びます。さて、色チョイス おおっ。ブラウンですね。うんうん、ドックタグはブラウンが似合います。わかります。この感覚。かっこ良く行きたいですね。ということで、ブラウンをアンティーク感を出しつつ染色開始。
あれ?初めてだよね?染色するの
そうなんです。彼女、ものすごーく、作ったり書いたりするのが大好きなんですって。家にいると、いつのまにか紙粘土で色々なものを沢山作っていたり、あちらこちらのワークショップに参加したりされているそうです。とってもいい環境ですね。色々なものづくりに小さな時からチャレンジするのって将来にもきっと繋がると思います。
だからでしょう。最初からとっても上手だったんです。色の重ね方や、色の塗り方のコツがわかっているようでした。あっという間にアンティーク感が漂う渋いキーホルダーが完成しました。
たまに、こうしたら?ここがいいよ。こうしなさい。ってアドバイス沢山くださる保護者様もいるんですが、今日の保護者様は、始終横でお子様が作業されるのを見守ってくださいました。これは子どもの想像力を育むのにとっても大切なことだと思います。それにこのレザー染色は、想像力が大事です。白い紙に絵の具で塗るのとは少し違うんですね。
思った色を想像する
そうなです。ナチュラル色のヌメ革は、水分を含むと色が沈みます。ベージュからグレーがかった濃い色のベージュ(茶)になったように見えます。なので色を入れても乾くまで色が地味な感じの色になります。それを見越して、乾いた時はこんな色になるんだろうなぁと想像しながら染色するんですね。正直簡単に染色ができても上がり具合を想像するのは、経験を重ねて行くことで育まれます。またそれが楽しく、色を混ぜ合わせたり重ねることで全く違う色が出たりと楽しさが倍増していきます。
コインケースはさっきとは真逆の色合い
はい、面白いです。発想が豊かです。こちらの小学生の女の子。キーホルダーでは渋めのブラウンチョイスでしたが、三角コインケースはパステルカラーのストライプでとっても可愛いキュートな色合いが出来上がりました。
それに、大人とは違う感覚。これとっても大事です。ストライプやボーダーに染色して!と大人にお願いするとほとんどの方が、幅を決めて定規を使って線を引きその中に色を入れ始めます。子どもは、頭の中に線を引きます。だから、ランダムで可愛いボーダーができるんですよ。頭の中の線なんで、想像力が豊かってことの証ですね。まっすぐ線を引いてまっすぐ色を入れる。型にハマって綺麗な模様ができます。でも、せっかく一点物の自分だけの作品を作り上げるのですから、型にハマったものより、味がでて良いと私は思うのです。
彼女は見事にそれを再現してくれました。
とまぁ、今回もやっぱり子どもの力ってすごいなぁ~と改めて痛感いたしました。どのお子さんも感性豊かな作品に仕上がりました。このレザー染色体験は、見て描いたアート作品のように上手か下手かがはっきり出るものではなく、想像や思いつきの発想で出来上がるので、出来上がりは、とても素晴らしいものに仕上がります。
そしてまたこんどは違う色で染色したいって思うんです。
と今回も沢山文章を書きましたが、また次回のワークショップ報告したいと思います。
次回ワークショップは、8月29日 ポイントカード入れ&キーケース 開催
※余談ですが、今日話しをしている時に、牛の革だよ。と言った時に弟くんが魚の革もあるの?と聞いてくれたので、あるよ~。珍しいのでは、エイって魚の革も財布とか作れたりするんだよ。って話をしたのですが、
お兄ちゃんが、
「知ってる。エイの革って正式名称があるんだよ。」
と教えてくれました。
フランス語でガルーシャ
というそうです。エイ革の財布やらがあることや、レザーショップに干物のようにつるされたエイ革があるのは知っていましたが、正式名称にはびっくり
勉強になりました。
次回ご予約は
https://coubic.com/giuzin